AgneiyaIV
第四章 虚無の聖女 
1.会戦(5)


「やだよ、結構な人数じゃないかい、ええ?」
 破られた窓、そこから蟻のようにわらわらと室内になだれ込んできた人影は、ざっと数えただけでも五、六人はいただろうか。他にも露台に潜んでいるのだとしたら、十人ではきかない。全く女性数人を始末しようとするだけなのに、これほどの数を投入するとは。
「よっぽど人手が余ってるのかねえ?」
 抜き身を手に、エルナは笑った。笑う余裕もあればこそ、彼女はエリシアとアデルを背後に庇う。エリシアは護身用の短剣を手にしていたが、構え方からして怪しい。戦力外である。無駄に刃物をちらつかせて相手を煽るくらいなら、衣裳部屋にでも隠れていて欲しいものだとエルナは思った。
 この分では、王妃は本気である。
 おそらく、ルクレツィアの元にも刺客が送り込まれているだろう。あのお転婆皇帝のことだ、余程のことがなければ討ち取られることはないと思うが。ここは、『敵地』に当たる場所である。不測の事態が起こることも十二分にありえる。
(まいったね)
 エルナは舌を打った。ここを切り抜けたとしても、ルクレツィアの身が無事でなかったとしたら、何の意味もなくなる。
「エリィ様」
 アデルの鋭い声が耳を突いた。同時に風を切る音と共に、刃が繰り出される。エルナはそれを鞘で受け止め、剣筋を隠して繰り出した切っ先で相手の喉元を抉った。断末魔の悲鳴の向こう、血飛沫があがる。びちびちと音を立てて纏いつく液体に眉を潜め、エルナは背後の二人に向かって叫んだ。
「あんたら、余計な動きすんじゃないよ」
 じっとしてもらわねば困る。その思いが通じたのか、彼女らは微動だにしなかった。ふたりと壁を背に、エルナは刺客に剣を向ける。すぐにかかって来るかと思ったが、そうではないらしい。人数にものを言わせ、エルナの精神が崩れるまで待つつもりだろう。それか、一斉に彼女らを串刺しにする機会を狙っているのか。そうか行くものかとエルナは曲者を見渡した。初めに数えたときから、人数は変わっていない。伏兵はいない、そういうことか。
 ならば。
「動くんじゃないよ」
 エルナは自ら踏み出した。一瞬、刺客らに動揺が走る。それを見逃さず、彼女は刃を薙ぎ払った。重い手ごたえがして、新たな鮮血が部屋に舞う。明日からこの部屋は使い物にならないな、などとつまらぬことを考えながら、彼女は続けざまに二人に斬りつけた。殺すつもりはない。使い物にならなくするだけだ。彼女は的確に刺客の利き腕を叩き落としていた。両利きであれば、動きで判る。シェラと剣を交えたときに、大体把握したつもりだ。尤も、両利きがこれだけの人数の中にそうそう存在しているとも思わないが――それが甘かった。
「――っ」
 一人が切り落とされた右腕を掴み、左手で投げつけてくる。丸太の如き腕が間近に転がり、
「いやっ」
 アデルが娘らしい悲鳴をあげた。
「アデル」
 エリシアに動揺が走り、背後の二人の集中が緩んだ。まずい、とそちらに目を向けたせつな、
「う!?」
 肩口を剣先が掠め、エルナは体勢を崩す。それを見逃さず、無傷の刺客が仕掛けてきた。どん、と腹の辺りに重い衝撃が走る。刃を突き立てられたのだ。
「エレオノーレ殿」
「エリィ様」
 女性二人の悲鳴が室内に響く。エルナは串刺し同然で、壁に叩きつけられた。刺客は更に彼女の内臓を抉ろうと、刃を進めてくる。が。
「……?」
「残念だね」
 エルナがにやりと笑い、血の混じった唾を彼に吐きかける。気色ばんだ男が次の攻撃に移る前に、エルナは彼の股間を爪先で蹴り上げた。卑怯も何もあったものではない。命がかかっているのだ。仰け反った男の股ぐらを踵で踏みつけると、エルナは剣を構え直す。
 しかし。
「剣を捨てろ」
 押し殺した声が聞こえたのは、背後からだった。いつの間にやらそちらに回っていたのか。刺客の一人がアデルを捕らえ、その喉元に刃を突き付けていたのだ。剣を捨てねば、アデルを殺す。暗に告げているのだろう。エリシアも別の刺客に腕を抑えられ、短剣を取り上げられるところだった。捕らわれたのがアデルだけならば、男の言葉を無視して剣を振るうところだが。
 どちらにせよ、初めから彼女らの息の根を止めるつもりだろう。ここで剣を捨てても、寿命が数刻延びるだけだ。エルナは無言で切っ先を下げる。と、それを降参とみたのか、目の前の刺客が一歩こちらに近づいた。
「ばーか」
 彼女は一気に剣を振りあげた。思わぬ攻撃に刺客が怯む。その隙をついて更なる攻撃を仕掛けようとしたエルナの足を、床に転がっていた男ががっちりと捉える。大きくよろめいたエルナの喉を、
「この女」
 凶刃が切り裂こうとしたときだった。
 ばたりと乱暴に扉が開かれ、誰かが室内へと飛び込んできた。新手か、と、緊張するエルナ――その腕を、かの人物は力強く掴む。
「あんた」
 蝋燭の灯りに垣間見たその人物、端麗な横顔にエルナは声を失った。彼はエルナを壁際に押しやると、唖然としている男たち――エリシアを捕らえていた刺客を躊躇うことなく葬り去った。鮮血を浴び、大きく眼を見開くエリシア、彼女も声もなくかの人を見つめている。残った刺客はアデルだけでも、と思ったのか。少女の柔らかな胸に刃を振り下ろした。
「アデル」
 エリシアの悲鳴と、血飛沫があがったのは同時だった。エリシア同様、鉄錆にも似た不快な匂いを放つ生温かい液体に塗れた少女は、力を失いその場にくず折れる。ああ、とその喉から細い声が漏れた。彼女は今まさに自身を殺さんとしていた男が物言わぬ骸となり果てて行く様を凝視している。彼女が浴びた血は、刺客のものだった。彼女は傷一つ負っていない。そのことを確認してか、エリシアはほっと息をつく。エルナも腹から込み上げてくる血の味のする唾を続けて幾度も吐き出しながら、安堵に胸を撫で下ろした。
「エレオノーレ殿、手当てを」
 我に返ったエリシアが、エルナの手を取る。だが、彼女はかぶりを振った。怪我は、大したことはない。
「でも」
 腹を抉られたはずだとエリシアは不安げに彼女の腹部を探る。
「ああ、こんなところでやだねえ。人目があるじゃないか」
「何をふざけているんです、傷を塞がなければ」
 キッと目を吊り上げるエリシア、けれどもカラクリに気付いた彼女は「え?」と小さく声をあげ、エルナを見た。エルナの身体は、補正下着に守られていたのだ。それも普通の女性の下着ではない。鎖を編み込んだものである。このようなものを身に付けて、尚且つあれだけ俊敏に動いていたのかと、エリシアは呆れたように呟いた。
「もう。乙女の下着、人前に晒さないの」
 エルナは元王妃の額を指で小突く。それから、折良く現れた救世主を仰ぎ見る。エリシアも彼女に倣ってそちらに視線を向け、
「テオ」
 かのひとの愛称を唇に乗せた。
 アデルを抱え上げ、優しくその背を叩きながらあやしているのは、セレスティン。双子の剣の師である。彼はとうに王宮から出たと思っていたのだが。来てくれて、助かった。ありがとう、エルナが礼を述べると、彼は関心がなさそうに肩をすくめる。エリシアとは一瞬だけ視線を交わしたが、それだけだった。彼は何も言わず、アデルをエリシアに寄り添わせる。
「国王の部屋でも、騒ぎがあった」
 端的に告げられた言葉に、エルナは顔を顰める。
 王妃ラウヴィーヌは、ルクレツィアの縁者を彼女諸共葬る気でいたのだ。自身の危険も顧みず。それほどまでに、ラウヴィーヌの置かれた立場は危うくなっているのか、それとも精神的に切迫しているのか。身を賭した勝負に出た、ということは、失脚の予感を覚えていたのかもしれない。失脚はせぬまでも、フィラティノアにおける権力が、ルクレツィアのそれに及ばぬと察したか。
 よもやこれほど早く仕掛けてくるとは。
「陛下は?」
「王太子妃は?」
 エルナとエリシア、同時に発せられた問いに、セレスティンは微笑を浮かべた。
「あれが、簡単にやられるタマだと思うか?」
 それもそうだ。
 頬を打たれたら、拳で殴り返すどころか相手を半殺しにしかねない気性である。彼女は大丈夫、ならばまだ、自分には戻る処がある。エルナもつられて笑った。
 まずは、この部屋の後始末であるが――どうしたものか。転がる屍と、瀕死の状態の刺客を見やり、エルナは深く溜息をついた。



「魔女が!」
 王妃の声は、室内に陰々と響いた。彼女はルクレツィアに圧し掛かり、その首を力強く締めあげる。一方のルクレツィアは抵抗をしない。王妃の為すがまま、魂を差し出そうとでもしているかのように。

「王后陛下、ご乱心」

 近習らが叫ぶ。乱心、この行状を見れば、乱心としか言いようがない。駆け付けた衛兵は王妃を取り押さえ、ルクレツィアから引き剥がした。獲物を失った王妃は、目をぎらつかせながら助け起こされるルクレツィアを射抜かんばかりに睨み続ける。
「魔女め」
 唸りに似た声が、朱唇から漏れる。が、傍から見れば、王妃こそが魔女に見えた。豊かな蜜色の髪を振り乱し、目を血走らせ、何かに憑かれたように凶行に走る。狂気の向けられた先は、義理とはいえ、彼女の娘である。一国の君主にして王太子妃である。その相手に。
「部屋に連れ戻せ」
 国王の命を受け、衛兵らが王妃を引きずっていく。それでもなお、彼女はルクレツィアに向かって呪詛の言葉を投げかけていた。
「妃殿下」
 ルクレツィアを助け起こそうとした侍女は、ルーラによってその役を追われた。ルーラは青ざめた顔でルクレツィアを覗きこむ。神聖帝国女帝にしてフィラティノア王太子妃であるかのひとは、激しく咳こみながら身を起こした。
「無茶が過ぎます」
 耳元に苦言を囁かれ、ルクレツィアは涙に濡れた目をルーラに向けた。彼女と目が合った途端、ルーラがびくりと身を硬くする。ルクレツィアは彼女の腕を強く握りしめ、その胸に顔を埋めた。
「妃殿下」
 ルーラはあからさまにうろたえた。が、ルクレツィアの背に手を回し、少しでも呼吸が楽になるようにと愛撫を繰り返す。そこに、邪な気持ちは欠片もない。ルクレツィアは苦しい気の下、ルーラに懇願した。
「部屋に、戻るわ」
 御意、と答えたルーラは、その旨国王に告げた。流石に彼も止めることはできない。ルーラはルクレツィアの息遣いが穏やかになったのを見計らって、立ち上がるように促す。ルクレツィアはルーラの胸に縋りついたまま、身を起こした。女性のそれではない、硬く広い胸。男性にしては華奢な体つきだが、女性とは全く違う。以前、ジェリオに同じように抱えられたことがあったが、そのときを思い出した。否、ジェリオのときよりも今の方が――。
「お目汚しをしてしまいました」
 掠れた声で詫びを入れ、ルクレツィアはルーラを伴い退室する。侍女が不安げな様子で付き従い、衛兵らが部屋まで警護をしてくれようとしたが。
「陛下、あそこはもう使えないよ」
 廊下に現れたエルナ、彼女の姿を見て、ルクレツィアは驚いた。ルーラも動揺したらしく、声を失っている。宮廷付きの侍女に支えられたエルナは、血に塗れていた。彼女自身の血もあるだろうが、大半は帰り血である。汚れをふき取ることもせず、ルクレツィアの元へとやってきたのか。
「エリ――セシリアは?」
「無事だよ」
 その一言に、胸を撫で下ろす。セレスティンか、エーディトか。宮廷に潜んでいた彼らが難を救ってくれたのだろう。やはり、ルクレツィア本人だけではなく、エルナやエリシアの元にも害を与えようとしていたのだ、王妃は。
「随分、短慮なのね」
 かつてエリシアを失脚させたときほど、余裕はなかったのか。
 一介の歌姫であったエリシアと、一国の皇女であるルクレツィア、立場も違えば、国王からの扱いも違う。
「うちらの城に戻ろうじゃないか、皇帝陛下。収穫は、充分あったよ」
 エルナの口元が不敵に歪む。ルクレツィアは小さく頷いた。



 王妃ラウヴィーヌは、自室に幽閉された。
「王后陛下、暫くこちらでお休みになられたほうが宜しいでしょう」
 侍女らは慇懃に言い、王妃一人を残して退室する。彼女らは次の間で、衛兵らは廊下で待機し、王妃が少しでも不穏な動きを見せれば即座に部屋に踏み込んでくるだろう。事実、その許可を国王から得ている。
「……」
 ラウヴィーヌは悔しさに歯噛みしながら、寝台に身を投げ出した。
「ええい、許さぬ」
 ルクレツィア、あの娘は魔女だ。フィラティノアを滅亡に導くために使わされた、魔女なのだ。それを何故、誰も判らない。判ろうとしない。このまま魔女を放っておけば、この国は確実に彼女の魔手に落ちる。現に今も、宮廷の殆どの貴族が彼女の信奉者だというではないか。貴族だけではない、一般市民もルクレツィアを慕っている。今では妃殿下ではなく、陛下、と。女帝陛下と彼女を呼び、彼女の国が一刻も早く取り戻せるよう心から願っているそうだ。
 国王も老いた。
 嘗ての老獪さは微塵もない。彼はルクレツィアに自身の子を孕ませ、その子に帝位を継がせるつもりでいるのだろうが、それは甘い。あの娘がすんなり受け入れると思うのか。懐に取り込んだのは、毒蛇なのだ。たちの悪い南方の魔女だ。ミアルシァの王族が、覇王の瞳を忌み嫌うのがよくわかる。あの眼は、魔性の瞳だ。
(いったい、どうすれば)
 ルクレツィアの陰謀を明るみにすることができるのだろうか。彼女は揺さ振りをかけてきている。
 宴に同行した侍女のなかに、確かにエリシアが紛れていたのだ。あの声は忘れもしない、エリシアの歌声だ。エリシアを探し出し、呼び寄せ、王太子を抱きこみ、王位を簒奪するつもりなのだ、あの魔女は。エリシアも、もし王都に足を踏み入れれば、子供の命はないと脅しておいたはずなのに。
 ラウヴィーヌは笑みを浮かべる。エリシアがオリアにいるのであれば、丁度いい。見せしめのために、彼女の子を血祭りにあげてやろう。子供の血の匂いにつられてのこのこ姿を現したところを、仕留めてやろう。
 ふふ、と。彼女は声をたてて笑った。
「誰か! 誰か、こちらへ」
 王妃は声を張って侍女を呼び付けた。何事かと驚き参じる娘らに
「手紙を書きたい。書いたら、届けておくれ」
 王妃は尊大に言い付ける。手紙、と怪訝そうに視線を揺らす娘らの表情を楽しむかのように、王妃の笑みは更に濃くなっていった。



 自室に幽閉された王妃は、近日中に王都より放逐されるという。表向きは病気療養だが、実際は追放である。ラウヴィーヌは、失脚した。けれども、レンティルグとの悪しき絆を守るためか、離縁も処刑もしないらしい。
 王宮に潜ませたエルディン・ロウの手の者から事の顛末を知らされたルクレツィアは
「そう」
 軽く頷いた。首に巻かれた包帯が痛々しい、そう思っているのかルーラの表情は終始渋い。
「国王陛下より、お見舞いの品が届いておりますが」
 侍女の言葉に、ルクレツィアは頷く。
「使者の方に、お言葉を」
「陛下には――申し訳ございませんでした、と。伝えて頂戴」
 いつになく力ない女帝の言葉に、侍女の表情も沈鬱になる。一礼して下がっていった彼女を見送ると、部屋にはルクレツィアとルーラ、二人だけが残った。そこにあるのは、奇妙な沈黙。ルーラはルクレツィアを苦い表情で見つめている。ルクレツィアはその視線を感じているのか、終始俯いたままだ。やがて、完全に二人以外の気配が消えたことを確認したのか、ルーラが口を切った。
「大した役者だ」
 冷ややかな言葉に、ルクレツィアの肩が跳ねる。彼女は恐る恐ると言った様子でルーラを見上げた。暁の瞳――ルクレツィアのそれは、『暁』の名に相応しいが、お前の眼は『落日』だとルーラの視線が告げているようで。ルクレツィアを装っていたサリカは、軽く唇を噛んだ。
 双子だから、似ていて当然である。ルクレツィアの特徴も熟知している。どう振る舞えば、他人が錯覚を起こすか。けれども、その芝居が通じない相手も世の中に幾人か存在する。
 たとえば、母后。
 たとえば、セレスティン。
 そして、ルーラ。
 ルクレツィアを敬慕する彼女は、最初の出会い以外で二人を間違えたことはない。容姿以外の何か、魂の色合いをはかっているのかもしれぬ。
「陛下が命の危機にさらされていたときに、御身は逢引か。良い御身分だな」
 皮肉を言われても、返す言葉はない。
 あの晩、血塗れで帰宅したエルナとエリシア、アデルの姿に仰天したサリカは、次にルーラに付き添われて現れた片翼を見て声を失った。
 駆け寄るサリカを、ルクレツィアは力ない微笑みで迎える。王妃に縊り殺されそうになったのだ、とルーラの説明を聞いて、サリカは愕然とした。片翼の不在を良いことに、ジェリオと情交をしてしまった自分が、どうしようもなく薄汚い存在に思えて。それ以上ルクレツィアに近づくことができなかった。
 幸いなことに、翌朝には彼女の体調も回復し、普通に食事もできるようになっていたのだが。

 ――少し、お休みになられた方が宜しいでしょう。

 とのルーラの言葉を振り切って、

 ――調べたいことがあるの。

 ルクレツィアはサリカに身代わりを頼むと、何処へともなく出かけてしまったのだ。入れ替わりに、離宮を抜け出していたディグルが前触れもなく帰宅し、彼は何事もなかったかのように過ごしている。ルクレツィアの話では、ディグルは宴を欠席していた。しかし、ジェリオは兄は宴に行ったと主張する。ディグルは一人でどちらに行っていたのだろうか。
 またしても、蚊帳の外だ。
 こうしてルクレツィアの身代わりを務めることくらいしか、自分の役割はないのではないか。重く沈みこむ心を抱え、サリカは息をついた。


NEXT ● BACK ● TOP ● INDEX
Copyright(C)Lua Cheia


inserted by FC2 system